ドント・ブリーズ(原題:Don’t Breathe)|2016年 アメリカ映画|上映時間:88分|PG12|監督:フェデ・アルバレス 脚本ロド・サヤギス、フェデ・アルバレス 製作:サム・ライミら 原案:ジョン・ノール 出演:ジェーン・レヴィ、ディラン・ミネット、スティーヴン・ラング|東宝シネマズ新宿 元旦1100円の日 19:00の回 満席!
▽ネタバレなしから▽
人間が怖いサイコホラー作品として、トップ10に入る!!
最高におもしろかった! 「怖さの衝撃」がきちんとあり楽しみました(後味悪さや、毒っけはないタイプ)。盲目の元軍人の老人のとある秘密が明かされるサプライズに恐怖しました。その明るみにされる事実に衝撃を受けるのが、2度3度ありこれが毎回期待を超えてくるおもしろさあり! 予告動画で「ふ~ん、こんな映画かぁ」と思っていた倍おもしろいです。
まるでキョンシーに襲われるような状況
盲目の老人の身体能力がすごくて、息をする音や、足音で、居場所がばれて攻撃されていました。これは、キョンシーに襲われている状況に似ていて、目と鼻の先を横切る老人にクスッと笑いました。
ふ~逃げ切った。これで映画終わりでしょう!?
を何度も裏切ってくれるラストのおもしろさが最高! このスリルがおもしろかった。秀逸なスリラー映画作品。
人間が怖いホラーがちょっとでも好きな方におすすめです。映画のおもしろさがぎゅっとつまった秀逸な作品なので、あまり映画を見ない方にこそおすすめです(^O^)
親と決別し街を出るため逃走資金が必要だったロッキーは、恋人のマニーと友人のアレックスと一緒に、大金を隠し持つと噂される盲目の老人宅に強盗に入る。だが目は見えないが超人的な聴覚を持つ老人は、どんな“音”も逃さない<異常者>だった。
真っ暗闇の家の中で追い詰められた若者たちは、怪しげな地下室にたどり着く。そこで目にした衝撃的な光景に、ロッキーの悲鳴が鳴り響く――。彼らはここから無傷で《脱出》できるのか―。(東宝シネマズの紹介文より)
公式サイト:http://www.dont-breathe.jp/
▼ネタバレ▼
ヒロインのみが生き残ります
・ワルの友達(男女)は、速攻で老人に殺されます。
・主人公(男)は、クライマックス後、逃げ切った!と思ったが殺されます。
・ヒロインだけが逃げ切りました。
予告では全く描かれていない「衝撃の事実」と「ラストのどんでん返し」の数々
衝撃1:老人は地下室に女性を監禁していた!
泥棒するどころではなくなる、老人の恐ろしい犯罪が発覚。
衝撃2:老人はその女に子供をはらませていた!!
老人の娘は交通事故で亡くなっていて、裁判もしたようだが、老人の希望の結果にはならなかったのだろう。そこで老人は、加害者の女性を拉致監禁していた。そして、自分の子供をその女性に産ませようとしている「狂った復讐」を行おうとしていることが発覚。
衝撃3:老人は保管してある大量の精子をスポイトでヒロインに注入しようとする!!!
老人は、死んでしまった「監禁中の女」と「そのお腹の子」に嘆き悲しみます。そこで、捉えたヒロインに切り替えます。
始め「レイプはしない」と言っていたが、冷凍保存してある精子を取り出しスポイトで吸い上げて、注入しようとします。(自分が年老いる前に精子を採取していたのだろう)
ヒロインが注入されそう!
となったところに、死んだと見せかけて潜んでいた主人公が登場します。
そして、
これで「安心」を4度も裏切ります!
ラスト:老人を手錠でつないで終了!
主人公がヒロインを救い、老人を捉えて終了!と安堵していたら、玄関から外に出る直前、老人が起き上がり背後から現れ、主人公が銃殺されてしまいます。
ラスト2:その直後、ヒロインが外に脱出でき逃げ切った!!
老人は足を怪我していて追っかけてこれない!逃げ切った!と思ったが、老人はそこで「番犬」を放ち、ヒロインを襲わせます。逃走劇!
そしてなんとか、
ラスト3:犬を車内に閉じ込め対処します。だが、時間がかかり老人に追いつかれ、ヒロインは捕まります。
ヒロインは家まで引きずられているシーン
また、家に逆戻り!
冒頭の映像と同じだったので、ほんとに終わりなんだなぁ。悲劇だったなぁと見ていたら、なんと映画はまだ続きました。
ラスト4:家に連れ戻されたヒロインが、なんとか警報装置を鳴らし「聴覚を奪い」老人を翻弄し、地下へ落とします。その衝撃で「銃が暴発」し老人の腹部が撃ち抜かれます。
これで、ようやく倒したし終わりかぁ。
この間にヒロインは逃げて、家に戻っているし、お終いだろうなぁ
と思っていたら、
さらに
ラスト5:ニュースで「老人が救急車に載せられる」映像を見るヒロインが映されます。そしてエンディング。
これは、
「今後もヒロインが老人に追われる可能性がある」
ことを意味していると思いました。
老人は娘を事故でなくしていて、加害者の女性を監禁する異常な行動までも行う人物なので、この地球上でヒロインは安息できる場所がないと思います。
「このほんとのラストがよかった。」
ヒロインが老人から強盗したお金で、酷い家庭から(母から)、妹と一緒に逃げ出すシーンでハッピーエンドかぁと思ったが、老人が生きていたニュースを見て、まだ恐怖は終わらないことを知ります。
これが、人の物を盗んだ人への報復が描かれていてよかったです。
「そんな簡単に人のものを奪ってハッピーにはなれないこと」
を描いていて納得がいきました。
おもしろかったです。ありがとうございます。
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