国連が発表している「17の世界の開発目標:SDGs」をカードゲームで体験してきました。
「取り残される人がいない世界」を感じてきました。
そして、その振り返りをレゴで行いました。
すぐ言語にしないで、不自由にレゴで表現しました。そうすることで、みんなから多くの質問を受けて、自身に改めて問いかけて出てきた自分の答えに、新しい気付きがありました。
3時間みっちり楽しく、学びが多い会でした。ありがとうございます
第1部『カードゲーム 2030 SDGs』をプレイ
●SDGs(エスディージーズ)とは?
国際社会が協力して目指すゴールのこと(2015年9月の国連持続可能な開発サミットで採択された)。Sustainable Development Goalsの略称、意味は『持続可能な開発目標』。2030年に向けた17の大きな目標と、達成するための具体的な169のターゲットで構成されている。
●ゲーム「2030 SDGs」とは?
SDGsの17の大目標を達成していく現在から2030年までの道のりを体験・体感するゲーム。ゲームをプレイすることと振り返りを通じて「持続可能な開発とは何か」を知ることができ、実際の社会でシフトすることが必要なことについて学ぶことができる。
2人ペアでミッションをクリアしよう
ということで、
・チームの目的である「ミッション」カード
・お仕事の「プロジェクト」カード
・「お金」カード
・「時間」カード
・「精神」カード?だったか色のカード
が配られ、各チームミッションを確認して、
自由にプロジェクトを行ったり、交渉したりするゲーム開始
されました。
とりあえず、私たちペアのミッションである「大いなる富」を獲得するために、「プロジェクト」を行って、お金を稼いでいきました。
自分たちの目標に向かって邁進していくと、あるところでクリアできなくなってきました。進みが鈍化してしまいました。
ここで前半終了し、司会の方に、世の中全体のことを見てみましょう、
「取り残された人」がいるのではないでしょうか。取り残された人がいない世界を考えてみましょう。
ということを指摘されました。
目の前の自分のミッションに夢中で、世界の「経済・社会・環境」のバランスを見ることはできませんでした。
ホワイトボードを見て見ると。いつのまにか経済の発展ばかりが進み、経済のレベルは22、社会は0、環境2となっていました。これは、
「貧富の差がとても大きくなっている世の中」「自然環境がないがしろになっている街並み」
なのではないでしょうか。これでは、取り残された人がとても多い世界になってしまいました。
後半戦は、プレイヤーみんなが世界のことを意識し始めて、
「コラボでプロジェクト」を積極的に行ったり
あるところには「お金が集まりファンドが生まれたり」
と、みんなが自分だけのミッションを達成するのではなく、財産をため込まないで良い世界になるために動いて、上図の経済15・社会13・環境10 までバランスよい世界に回復できました。
第2部『LEGOで表現する』ワークショップ
1部のゲームで、世界で「取り残されている人」を考え、この2部ではレゴを使って作って表現しました。そうすることのメリットを感じました。
それは、
言葉にしちゃうとなんとなく理解してしまっていた。そのことを改めて見つめるために「すぐに言葉にしない」
ということで、新しい気付きがありました。
司会の方の例:
貧困の問題には富裕層との「壁」がある。と付箋に書くと、見た人は、壁ね、そうだね。となんとなく解釈してツッコんで聞かないことが多い。だが、レゴで「壁」を表現すると、人によって「高い/低い」「単色/多色」「低いor一部だけ作って省略してる」などさまざまな表現があるため、疑問が生まれやすく「なんでその壁は赤いの?」と質問しやすくなる。(私の記憶違いあればすみません)
その他にも、2つほど作成し振り返りました。
そして最期に、「自分が差し伸べてあげられるモノ・コト」は何があるのかを考えました。
これらのワークショップで、世界を俯瞰して感じることができました。独りよがりのままではステキな世界にはならないし、でもその選択でもよいし、こういった高い視点があることを学びました。
「視座を上げる」
と司会の方は表現していました。
国連の方々、関係者の方々おつかれさまです。と遠い存在を身近にも感じました。
改めて多くの初体験をありがとうございます。
関連
・SDGsとLEGOのワークショップは「JUNEC:こども国連環境会議推進協会」>
・カードゲーム2030 SDGs 開発の法人「イマココラボ」>
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