骨髄ドナーとなり提供してきた体験記録(2017年秋冬)

ある日私宛に封書が届いた。骨髄バンクからだ。

毎年の住所変更などの確認の書類が届いているかと思ったが、いつもよりサイズが大きい。

私が「ドナー候補になった」という連絡だった。

登録したのは、7年前。

妻の友達で、私も台湾のお宅に遊びにもいった方の息子さんが白血病とのことで、血縁者からの提供はならず。私も登録してみた。さすがに一致はせずだった。その後、彼はドナーが見つかり普段の生活ができているそうだ。よかった。

7年。

寝耳に水、ドナー候補に選ばれたと連絡がきた。

当初の想いに変わりはなかったので提供を決めました。

私は2017年の後半に提供してきました。
この体験を残しておきたいと思います。


全体スケジュール

2~3ヶ月の間に完了
・約6回病院に通い「説明、検査、同意」
・そして、3泊4日の入院手術で骨髄提供
・1ヶ月後検査が1度あり終了

▽ドナー候補者段階▽

1.ドナー候補者の通知を受け、意思を返信

本人の意思、ご家族の意向、日程や健康状態につてのアンケート(希望の病院をいくつか選択。選ぶが病院と医師の都合優先で選択される)

2.通院:確認検査

1つ目の病院にて
・コーディネーターから骨髄提供について説明
・医師から医学的な説明と問診
・採血

3.ドナーに選ばれたか結果の連絡を受ける

▽ドナーに選ばれて▽

4.通院:最終同意

1つ目の病院にて
コーディネーター、医師、立会いの弁護士、ご家族代表が集まり同意の書類にサインと判を押す。ご家族向けに一通り説明と質疑応答をする。

▽以下、入院する病院にて▽

・患者さんの性別、何才代なのか教えられる。

5.通院:健康診断

詳細の健康診断
・血液検査
・レントゲン数枚 肺、腰回り
・心電図、念のため確認したい部分があったとのことで追加エコー検査
・肺活量 3種類の検査(普通に吐く力、ヘリウムを使い肺の大きさ、酸素を吸収する力)

6.通院:自己血採血 1回目

採取後の貧血を軽減するために自分の血液を輸血するので、事前に採取し保管。460mlとりました。

7.通院:自己血採血 2回目

1回で1リットルほど取るのは体に厳しいため2回に分けられることが多い。2回目も460mlとりました。

5~7の間で
・麻酔科の医師からの説明
当日の麻酔のこと、合併症のことなど。

・病院へ4つの同意書提出
医師より説明を受け、手術同意書、麻酔同意書、輸血同意書、肺塞栓リスク同意書に、自分と家族のサインをし提出

8.通院:入院手術(3泊4日)

1日目:直前検査・準備
2日目:午前に骨髄採取手術。1日中ベッド上生活
3日目:自由に院内を歩いてよし
4日目:調子よければ、お昼に退院

9.通院:1ヶ月経過後の健康診断

・採血検査

※病院との日程調整や手配はすべて骨髄バンクのコーディネーターの方が行ってくれました。

10.1年以内に2回の手紙のやり取りができる


目次
全体の流れについて
3泊4日手術入院生活について
事前に分からなかった驚いたことなど
・(その後、手紙のやり取りがありましたら)

関連
日本骨髄バンクのホームページ>



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