2017.10.28川場村木質バイオマス発電施設見学ツアー@世田谷区

我が家の電気は、主に群馬県の川場村で作ってもらっています。
ウッドビレッジ川場の「森の発電所」
この度、発電施設を見学してきました。

なぜ普通に東電でなく切り換えたのか?

東日本大震災後の原発問題を受けて、自分が利用している電気はどうやって作られているのか無関心であったため考えました。世の中でもスマートエネルギーが言われ、スマートメーターに切り替えることで、容易に電気の購入先を変更できるようなったのも助けになりました。

再生可能エネルギーを探しました

探していましたが、まったく知識のない分野を調べわかることはカロリーが高く、震災から数年経っても答えを出せずにいました。ちょうどそこに、

世田谷で再生可能エネルギーのモニター募集

している情報をみつけ、早速とびつき説明会に参加しました。結果、初回のレポートを提出するモニター募集には機会が合わず、数ヶ月後に募集された、普通の募集に当選しました。

唯一、原発反対を謳って当選された首長

東日本大震災後の首長選挙で「原発反対」と明確に謳ったのは保坂展人さんのみ。そして、世田谷区長に当選されました。さすがにすぐに上記の再生可能エネルギーの仕組みはできませんでしたが、

環境政策部エネルギー施策推進課

を作り動き出されていました。専門の課ですが、 兼務のようで、片手間?と思いましたが、説明会すると、皆さんの真剣さに圧倒しました。

世田谷の40世帯が川場村の電気を購入

しています。導入から一年ほどのこの度の見学バスツアーには28名が参加しました。当日、区役所に集まり貸切バスで7時半に出発しました。

みなさんの川場村電気 導入理由は?

・エコを心がけているため

・原発問題を受けて原発の電力を購入したくないため

・化石燃料ではない再生可能エネルギーがよいと思うため

そして、多くの方が、原発はやめたい思いがありました。私も震災後の原発問題に衝撃を受けました。東京の電力は福島で作っている。そのことに向き合って答えを出したかったので選びました。ありがとうございます。

発電の流れを見学しました。

1.間伐
木の成長を促進させるために密集したところの木を間引きます。

2.チップに砕く
床板などの木材に使用できない木は、細かくチップ状にします

3.乾燥
発電機の隣のコンテナでチップに温め乾燥させます。

4.発電
木質チップを燻しガス化させて燃やし発電。発電した電気を世田谷へ送ります。

さらに、

5.排熱を活用
発電のときに出た熱を水を介して、ビニールハウスに温風を送ります。いちごの栽培を準備中です。

それが、

6.道の駅にならぶ
収穫する「いちご」は、道の駅「田園プラザかわば」で販売される予定です

7.いただきます
いちごではありませんが、川場村の野菜やお米をいただきました。排熱を利用して今後は野菜の栽培などもできますし、また間伐したことで森林が豊かになって、他の植物の成長を助けることにもなるのだと思います。

このように素敵な再生可能エネルギーのサイクル

ができていて感動しました。自分が使用する電気はどうやって作られているのか?の答えを、実感を持って理解できてほんとうに嬉しいです。村長さん自ら一日中付き添いいただき、ご説明を本当にありがとうございます。

環境省からも関心が示された取り組み

とのことでした。低炭素、循環、自然共生がテーマの「地域創生実現プラン策定事業」のモデル地域に選定されました。発電など考えた場合、近場の自治体との連携で考えられることが多かったですが、遠方の自治体と連携してきちんとモデルを作り上げたことが評価されたようです。世田谷区の交流自治体との連携の取り組みを増やしてるそうです。現在、全国40自治体。

発電関係では
・青森県広前市
・岩手県八幡平市
・新潟県十日町市
との仕組み作りを進めているようです

第二弾として実現されるのは、
青森県広前市の雪国対応型メガソーラー
とのことでした。

多くの自治体との連携、新し自治体連携の形とても素敵だと思いました。体験し実感させていただきました。改めてありがとうございます。

関連:
「田園プラザかわば」1日まるごと楽しめる!遊べる食べれる道の駅>
世田谷区ホームページ「川場村との自然エネルギーを活用した自治体間連携」>



群馬テレビのニュース 2017.5.9完成式

立ち寄っていただいた道の駅の写真

田園プラザかわば

日本経済新聞(2011年8月20日付)の何でもランキングの「家族で一日楽しめる道の駅」ランキングで、道の駅「川場田園プラザ」が540ポイントを獲得し東日本第1位を獲得したそうです。子供向けの広場と遊具と、斜面を利用したすべり台があって家族連れでずっと遊べますね^^







※おまけ

私は川場村に行く機会は今しかない!?

という思いで参加しました。川場村と世田谷は姉妹都市で、妻は小学校のときに移動教室として行きました。娘も同じく小5で移動教室・フィールドワークで行くようですので、家族で行くことは少ないためこの機会がありよかったです。

↓この施設に宿泊して自然を体感するようです。

おもしろい取り組みがありました

リンゴを縦にトマトのように伸ばし栽培する方法を実験しているようです。
収穫が楽になるようです。

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